上塗に使いキズや変色がみられる場合 |
- 上塗の食いつきをよくするため表面を研磨したあと上塗する。
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塗膜に凹みや欠けがある場合 |
- 錆漆で凹みや欠けを埋め、表面より少し高く盛りあげる。
- 表面と同じ高さまで研ぎおとし、修理部分を中塗漆で塗る。
- 研磨したあと上塗する。
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表面の亀裂が上塗層までの場合 |
- 上塗層の、浮いている部分を取り除く。
- 錆漆で凹みを埋め、表面より少し高く盛りあげる。
- 表面と同じ高さまで研ぎおとし、修理部分を中塗漆で塗る。
- 研磨したあと上塗する。
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表面の亀裂が下地層までの場合 |
- 下地まで塗師小刀で掘り、下地材で下地層まで埋める。
- 錆漆で凹みを埋め、表面より少し高く盛りあげる。
- 表面と同じ高さまで研ぎおとし、修理部分を中塗漆で塗る。
- 研磨したあと上塗する。
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表面の亀裂が木地に及んでいる場合 |
- 木地層まで掘り込み、刻苧(こくそ)漆で埋める。
- 場合によって布着せする。
- 下地材で下地層まで埋める。
- 錆漆で凹みを埋め、表面より少し高く盛りあげる。
- 表面と同じ高さまで研ぎおとし、修理部分を中塗漆で塗る。
- 研磨したあと上塗する。
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大きく欠けたり、
亀裂が大きく開いている場合 |
- かけらが残っていない場合、欠けた部分の木片をつくる。
- かけら、木片を刻苧漆で接着し、木地の形を形成する。
- 修理部分に布着せをする。
- 錆漆で凹みや欠けを埋め、表面より少し高く盛りあげる。
- 表面と同じ高さまで研ぎおとし、修理部分を中塗漆で塗る。
- 全体を研磨したあと上塗する。
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器体に狂いを生じた場合
(例・四つ脚のお膳の足の高さがあわない) |
- 高い箇所を削り、低い箇所を刻苧(こくそ)漆や錆漆で高くし、下地、中塗り、上塗りの工程をふむ。
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